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〜〜〜  ビアトリクス・ポターの描いた絵本の舞台を追いかけて(2003年8月) 〜〜〜

10日目(8/28)   最終日

マンチェスター 〜 アムステルダム 〜 成田
  

旅行10日目 毎日が120%充実した旅もいよいよ最終日

  • マンチェスター空港へ

▼朝食にアンドーナツ

 シェフィールドのB&Bをチェックアウトし、マンチェスター空港へ。朝10時30分のフライトだったため、6時30分には宿を出発しなければいけなかった。

 
 朝食はマンチェスター空港にて クロワッサンとアンドーナツ

 何故か英国で日本風というか日本の味そのもののアンドーナツがあった。粉砂糖をまぶした見た目も、中身の餡子も日本の味そのもの。英国でも人気の味なのかしら?

 友人とも「不思議だね」と言いつつ頬張る。美味しかった。

▼友人との別れ

 別れはちょっとセンチメンタル。写真を共有することや、帰国したらすぐに旅行記書くからねと約束し、見送ってもらった。

 航空会社に預ける荷物がないので、2001年のスーツケース重量チェックのようなドキドキ感を味わうことなく、大事なプレートだけ抱えて帰国の途についた。

  
 KLM-1076便 10時30分 マンチェスターからアムステルダムのスキポール空港へ(写真左) KLMシティホッパー(写真左)

 旅行記をすぐに書くという友人との約束がちっとも守れなった。途中までは順調だった旅行記がある日を境に書けなくなり、15年も経過してしまった。こんなに時間が経ったのに書き上げることができたのは、あまりにも楽しく、輝いていた記憶だから。情報は廃れて使い物にならないかもしれないが、思い出は色褪せることなく記憶にとどまり続けてくれた。

マンチェスター空港へ(完)
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  • アムステルダム スキポール空港

▼渡されたゲート搭乗カード

 アムステルダムのスキポール空港に到着したのは12時55分。ここからトランジットして成田へ。

 
 KL-861便 14時40分発 成田着 翌8時45分

 トランジットの時間は1時間半ほどだったので、それほど退屈する間もなく搭乗することができた。航空券を提示した際、渡されたのがゲート搭乗カード。

 カードと同じ色がついたらゲートに進んでというもの。頭上にはそれを示すランプが順番に点灯していく。オレンジがついたのでゲートに進み、ゲートを通過したらポイすれば良い。アナウンスだと分かりづらい時もあるので、この方法はなかなか良いと思った。

  
 渡されたゲート搭乗カード(写真左) 頭上に光るランプ(写真右)

▼機内食

  
 機内食のディナーは日本食(写真左) 魚の甘辛煮とご飯、すっかり気に入ったチーズ入り生野菜とデザート
 朝食はオムレツ風ソース添え、フルーツ、ブルベリーソースヨーグルト、デザート

 行きの機内食にも出た牛さんマークのチーズが、帰りの機内食で生野菜のトッピングとして出された。このチーズは本当に美味しくてすっかりお気に入り。

 帰りの飛行機は疲れもたまっているせいか同じ座席のはずなのにぐっすり眠ることができた。

 今回利用したのはKLMオランダ航空で、トランジットの時間さえ気にならなければ、直行便より少し安く購入できた。価格は往復で790ポンド

 行き:トランジットの時間含めフライト時間16時間35分
 帰り:トランジットの時間含めフライト時間14時間15分
アムステルダム スキポール空港(完)
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  • 旅を終えて

▼旅のテーマカラーはヒースの紫

 英国の観光シーズンは短い。イースターが過ぎると町は少しずつ観光客が増え始め、バラが咲き誇る5月後半から本格的な観光シーズンが始まる。

 湖水地方は6月でも気温が10度を下回る日もあるものの、6月から8月にかけて世界中から観光客が押し寄せるトップシーズンを迎える。

 今回8月を選んだのはまったくの偶然だけど、見渡す丘がヒースの紫に染まり、ダーウェント湖周辺の山々にいたっては山頂まで紫に染まる美しさだった。


 ピークディストリクトで見た一面ヒースが咲く丘


 『ティギーおばさんのおはなし』でルーシーの住むリトルタウンから見た山々 山頂までヒースの紫に染まる

 ビアトリクスの1892年9月29日の日記に、

 「世界一美しい湖はエスウェイト湖だと思う。でも、私がそう言うと、みんなに笑われる。湖から見渡せる様々な景色は、劇的で、このうえなくロマンティックで、私の心を揺さぶるのだ」

 「ビアトリクス・ポター ピーターラビットと大自然への愛」参照

 ビアトリクスが日記に世界一美しい湖と書いたエスウェイト湖、湖の遥か向こうに見える山を背景としたその姿を、友人がちゃんと覚えていてくれて、そこに誘うよう二度もこの場所に連れてきてくれたおかげでしっかりと目に焼き付けることができた。

 感謝感激のこの1枚は、私の何よりの財産です。そして、これからもずっと変わらぬ景色で訪れる私達を迎えてくれることでしょう。時間はかかりましたが書き上げることができ安堵しました。読んでくださりありがとうございました。


 エスウェイト湖の東側(ニアソーリー村を背にした)より望む景色

ビアトリクス・ポターの描いた絵本の舞台を追いかけて(2003年8月)旅行記(完)
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ラピータの部屋コンテンツ 英国旅行記2003年版 2018.6.12 ラピータ著